|
アナログとデジタル
温故知新。アナログとデジタルの素晴らしさ。ジャマイカのスタジオの変化。
|
|
| 文=Casino891 |
|
|
|
昔から日本もジャマイカもスタジオではアナログが使用されてきたが21世紀に入っても今だアナログの使用頻度が高いジャマイカの凄い所はエンジニアの耳の良さ、スキル、受け継がれてきた伝統ではなかろうか?Casino891は日本ではデジタル制作、ジャマイカではアナログ制作と分けてきた。ここでのアナログとデジタルの違いは単にマスターテープがどっちかである。
デジタルはHI−8と呼ばれるテープ(1本8ch)を3本回す。アナログは24chアナログマルチテープ。音が完パケるまでアナログを守らないと純粋なアナログ感はでない。レコードである。
 |
 |
| アナログマルチテープ |
デジタル HI-8 |
デジタルは最終的にCDにしてしまうとデジタルになる。NGの「Big Guest From West」はPOP ONE Studio(Sly&Robbieプライベートスタジオ)でマスターはHI−8でヴォイシングした。ここは全てデジタルでPro Toolsがある。もちろん声はデジタルで録音される。 |
 |
しかし、この曲はTuff Gong Studio(Bob Marleyのスタジオ)でミックスされた。ミキシングボードがアナログの為DATに落ちた音はアナログ感を増す。というように何通りもの制作過程によりソフトの形でデジタル感が強いか、アナログ感が強いか決まる。それに再生シチュエーションによって変わる。デジタルは音質にざらつきが無く、劣化があまり無い。アナログは音質はざらいついていて、劣化がデジタルに比べると激しい。デジタルはアナログに比べて録音できる音域の幅が狭くてノイズが入らないので綺麗な音である。アナログは生っぽい質感で、良くも悪くも野太い音がでる。ここの好き好きは個人の趣味であろう。ジャマイカもデジタル化が進み、CDで皿を回すクルーもいる。今までジャマイカの時代錯誤な環境が好きな個人として携わってきたが、又新たなダンスホールミュージックが展開されているスタジオ環境を体験して確実に時間が進んでいることにもどかしさを覚える。 |